|論理シフトとは?
シフト演算は、データのビットを左または右に移動させる操作です。その中でも、「論理シフト」とは、ビットを移動させる際に空いたビットを0で埋める演算方法です。
論理シフトでは、符号ビットを考慮せずにビットを移動させます。
左に論理シフトすると、データの各ビットが1ビット左にずれ、右端には0が追加されます。
右に論理シフトすると、データの各ビットが1ビット右にずれ、左端のビットは削除されます。
|例を挙げて解説
・データ「001101」を左に1ビット論理シフトすると、「011010」になります。
・データ「001101」を右に1ビット論理シフトすると、「000110」になります。
論理シフトは、掛け算や割り算の代替として使用することができます。
・データ「001101」を2倍するには、左に1ビット論理シフトを行います。
・データ「001101」を半分にするには、右に1ビット論理シフトを行います。
さらに、論理シフトはデータの移動や複製にも利用できます。
・データ「001101」を2つ複製するには、左に2ビット論理シフトを行います。
・データ「001101」を2つ移動するには、右に2ビット論理シフトを行います。
|まとめ
論理シフトの利点は、掛け算や割り算を高速に行えることです。また、データの移動や複製も効率的に行えます。
シフト演算は、基本情報技術者試験で出題されることがありますので、論理シフトの概念を理解し、例題を解く練習を行っておきましょう。