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まとめ記事|「コンピュータで扱う「数」の工夫と基数変換」|基礎理論・基本情報技術者試験

 コンピュータは、デジタル情報を処理するため、0と1の2つの状態を使って数値を表現します。このような0と1だけで数を扱う方法は、コンピュータの基礎となる概念です。コンピュータが数を扱うための工夫や基数変換について解説します。

 

 コンピュータでは、2進数(バイナリ)という基数システムを使用します。2進数では、数を表現するために0と1の2つの数字(ビット)を使います。これは、コンピュータが電気信号のオンとオフで情報を表現するためです。例えば、10進数の数値を2進数で表現すると、ビット列が組み合わさることで数値を表すことができます。

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 基数変換とは、数を異なる基数(進数)の表現に変換することです。主な基数としては、2進数(2つの数字)、8進数(8つの数字)、10進数(10個の数字)、16進数(16個の数字)があります。コンピュータでの基数変換は特に2進数への変換が一般的です。

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 2進数への基数変換では、10進数の数を2で割りながら商と余りを求めることで、2進数の桁を決定していきます。例えば、10進数の数値「42」を2進数に変換する場合、以下のように計算します。

 

42 ÷ 2 = 21 ... 余り0

21 ÷ 2 = 10 ... 余り1

10 ÷ 2 = 5 ... 余り0

5 ÷ 2 = 2 ... 余り1

2 ÷ 2 = 1 ... 余り0

1 ÷ 2 = 0 ... 余り1

 

 上記の計算結果から、余りを逆順に並べることで、10進数の数値「42」は2進数で「101010」となります。

 2進数、8進数、10進数、16進数は、基数ごとに桁の表現方法が異なります。

 2進数では0と1の2つの数字を使い、8進数では0から7までの8つの数字を使います。10進数では0から9までの10個の数字を使い、16進数では0から9までの数字に加えて、AからFまでの6つのアルファベットを使います。これにより、より大きな数を短い桁数で表現することが可能となります。

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 コンピュータでは、2進数が主に使用されますが、プログラミング言語やネットワーキング、データベースなどの領域では、8進数や16進数が利用される場合もあります。特に16進数は、ビット列の表現が短くなり、視覚的な表現も容易になるため、アドレスや色コードなどの表現に広く活用されています。

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 以上が、「コンピュータで扱う「数」の工夫と基数変換」に関する解説です。

 コンピュータが数を扱うための基本的な概念である2進数や基数変換の理解は、情報技術者としての基礎知識として重要です。

 基数変換の手法や異なる基数の特徴を学ぶことで、コンピュータの数値処理やデータ表現について深く理解することができます。

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